ピカソ美術館

ピカソもダリもこの辺で育ったんですね。初めて知りました。今までピカソもダリも「素人にはおすすめできない芸術」の代名詞のようなもので、(それは今もそう思うわけですが)なんでしょ?「もう人じゃないだろ、神話だろ、それ」くらいに現実味の薄い存在だったのが、「ほう、実在のスペイン人なんだ」というくらいには感じられるようになりました。
ここでは若い頃からの絵が時系列で並べられていて、ピカソの画風の変遷がわかりやすい。
おーっ!小さい時のピカソの絵ウマーい!『「私は子供の頃はまるでラファエロのように描いたものだった」というのは後年のピカソの言葉だが、』と地球の歩き方に書いてありますが、20歳くらいまでは「普通の絵がうまい」です。それからどういうわけか独自路線に走り出してしまいます。
ご主人のような素人におすすめするのは、Velasquezという画家の『Las Meninas』という絵*1を元にピカソが描いた連作です。とりあえずピカソが何を考えて描いたのかが説明されているので、「うまい!」とか「感動した!」とかはともかく、Velasquezのオリジナルと比較して見て、「へぇ〜〜、そうなんだ…」とちょっとピカソを理解できたように感じられます。
しかし「絵の良さ」はさっぱりわかりませんでした。犬がかわいいな、(*´∀`*)くらい。

*1:この人もスペインの画家で、本物の『Las Meninas』はマドリッドプラド美術館にあります