Alla Madonna*1

よく、エッセイとかマンガの旅行記で、レストランに行ったら店の人と話が盛り上がって、しかもちょっとサービスしてもらっちゃった、っていうエピソードあるじゃないですか。「そんなのフツーありえないよ!『街で偶然出会った人が実は死んだ昔の恋人にそっくりでその後二人は恋に落ちる』とかそういうレベル!!」とか思ってたんですが、今回それをご主人たちが体験しました(昔の恋人の方じゃなく)。
このレストランは日本の雑誌でも紹介されているお店で、外国人観光客の対応にも慣れています。ご主人たちはとりあえず英語メニューを渡されます。しかし英語もイタリア語も中途半端なご主人たちは、料理については英語ではチンプンカンプンで、むしろイタリア語の方が分かります。そこで「イタリア語のメニューをもらえますか」というと、ちょっと驚いた様子で、でもすぐに持ってきてくれました。
お店の人「イタリア語はどこで習ったの?」
ご主人「ローマに住んでるんです」
イタリアの人はイタリア語を話す外国人にはかなりフレンドリーだったりします。*1といったわけでここからはフレンドリーモードです。
店「メニュー見てもわからないから、現物を見に行かないか」
といってショーケースに連れて行ってくれました。ここは海鮮が美味しい店なので、魚やカニがたくさんです。その中からクモガニの前菜とモレケ・フリット(小さいカニのフライ)を頼み、さらにイカ墨のパスタを頼みます。
みんな美味しかったですが、特にクモガニの前菜!カニの甲羅にカニの身と卵っぽいのが乗っていて、シャンツァイが添えてあります。これがウマイ!!
お皿が進んでイカ墨のパスタを食べていると、お店の人がリゾットを持ってきてくれました。こ、これはサービス?!どうやら隣の人が頼んだミラノ風リゾットを少し多めに作って分けてくれたようです。゜+.(・∀・)゜+.゜ヒャッホウ!
こちらも美味です。何よりサービスしてくれたのが嬉しい!
ここでも白ワインを頼んで飲みましたが、これも美味しかった。
ベネチアのレストランはどれも大当たりでした。

*1:ちなみにローマの人はたいていイタリア語しか話せないので、イタリア語話せない人にはたいへん冷たかったりします